人との出会いは感受性が豊かな若いうちに
かなりシリアスな話かもしれない。ライフハックで大事な話それは「出会い」だ。
そして結論から言うと若いうちから行動しておけになる。余り言いたくないけど人間には賞味期限がある。
この賞味期限は、生殖能力に起因する部分が大きいがメンタル的なものもある。加齢によって衰えるのは身体だけではない。心もだ。
家庭が持ちたいなら20代までに価値観を共有できるパートナーを見つけたほうがいい。そしてソレに向けた人生のステップを順調に上がってほしい。
自分は乗り遅れた。そして、もはやその力は残っていない。自分は人間としては身体は頑丈な方で長時間残業に耐えられた。それが故に人生の選択を間違えてしまった。
20代の頃200時間残業の中で、土日に会社以外の人間関係を構築する活動なんて出来なかった。土日のどちらかは出社してたし。
30代になり土日は休めるようになったので、少し活動したところでコロナ禍になった。これで自分の動物としての使命つまり次の世代に命をつなぐことは終わりだと思っている。
正直、今はもう誰かに興味を持つという動物としてもつべき「心」が無くなってしまった。さっきも言ったけど心も老いるのだ。
とはいえ自分の30代の活動によって得られたものは次の世代の若者の役に立つかもしれないからシェアしたいと思ってる。
出会いを自分で作る側になる
30代になって自分がやってみたことの一つが自分で出会いを作る側になることだった。そもそも激務系サラリーマンに出会いは少ない。
出会いが少ないなら自分で作ろうって感じで動いてみたんだ。何をしたのかって言うと国際交流イベントを主催していた。
Meetupというアプリがあるので、それで英会話・国際交流イベントを毎週開催していた。私は理系の院卒だけど英語は得意で、TOIEC950点と英検1級を所持している。
大学院時代は海外で研究発表もしているし、修士課程で英語で論文を出している。
入社した時の部長はドイツ人でやり取りは全て英語だったし、海外出張も何度も経験し英語に対し抵抗はほとんどない。
この英語スキルがあれば、英語イベントで出会いを作る事もできるっていうこと。まぁ自分自身はそこまで出会いを期待していたわけでもなく、英語の勉強をしながら趣味のつながりができたら、、って思っていた。
毎週開催していて毎回20−30人くらい集めるイベントに成長していた。外国人も結構多くて欧米人もいたし、ベトナム人など所謂Trainee(技能実習生)も多かった。
出会いは見た目至上主義、それ以外は利害のつながりにしかならない
Meetupの活動をして、会社以外の人間関係を作る過程で学びがあった。
残酷なことでもあるんだけど、出会いは「見た目至上主義」ってことなんだ。
これはMeetupのアプリの日本での特性に依存しているかもしれないので、少し解説してみよう。
Meetupはそもそもアメリカの9.11テロの中で、人とのつながりを取り戻そうとしたアメリカ人創業者が作ったアプリなんだ。
本国のアメリカでは、趣味などの活動を通した仲間づくりという体裁があり、機能している。Meetupでロケーションをアメリカに変更すると多様な活動がある。
読書会に、公園で散歩したり、山でトレッキングしたり、ビーチで遊んだり多種多様なんだ。
が日本では英会話・国際交流が主だ。カフェで英会話したり、ブリティッシュバーで外人と馬鹿騒ぎしたりする。
そもそもアメリカ留学やオーストラリアやニュージーランドのワーホリでMeetupを使った人たちが日本に戻ってきて広めていることが起因している。
日本で国際交流ってなると、求められる人材が自ずと決まってくる、ネイティブスピーカーだ。
20−30代の国際交流に参加する人間が、自分のような30代おっさん日本人男性と英語で語り合いたいだろうか?いや残念だがそうではない。
そしてMeetupはアカウントに顔写真をつけれるため、参加者の属性が何となく分かる。多くの参加者は活動の中身に惹かれて参加するのではない。
参加者の見た目と属性を必死になって吟味したうえで参加しているんだ。
ということで、Meetupでイベントを開催すると、暗黙のヒエラルキーがあるのが分かる(以下)。
- 白人女性
- 白人男性
- 若い日本人女性(その他外国人)
- 20代日本人男性
- 40代以上の日本人女性
- 中高年男性(30代含む)
上位のものは下位を集める能力があり、下位のものは上位を集めるのは困難だ。
そして残念ながら自分のような30代男性は中高年男性に所属し、ヒエラルキー最下位に属している。
そんなわけで、何とか人は集まっているんだけど、参加している人全員カテゴリー上位の人と話したいから来てるって感じ。
主催している自分は席をとって運営しているスタッフでしかなく、主催者として集団の中心にいるのに孤独な状況だった。
自分は30代になって何をしているんだろうってね。
あと、自分に声をかけてくれる同年代もいたけど、あくまでも私の英語力や折衝能力を利用したい人だけだった。
外国人のためにモバイルWi-Fiの契約の通訳をしたこともあるし、メガネを購入する時の視力検査などの通訳もやった。他の国際交流サークルの手伝いを依頼されたこともある。
それ以外にも色々お願いばかりされるんだ。結局、人間は動物で本能で生きているので性的魅力で集まり、それ以外の場合は利用価値で決まってくる。
そういや自分は小さな頃から、ひたすら誰かに利用されギブばっかりしていたきがするんだ。
そんな心境に陥って何してるんだろうって思ってたところでコロナ禍がやって来て活動は終焉となった。活動で知り合った人でコロナ禍以降つながっている人は一人もいない。
独身で生きる→自分の心を整える程度の人間関係を模索する
Meetupと言う活動を通し、人間の残酷さを知ることもできた。人間は属性と見た目が全てなんだ。この残酷さは生物が効率良く繁殖するために刷り込まれた本能でありシステムだ。
今に始まった話じゃないし、仕方ないことなんだ。そして自分はコロナ禍で人と断絶されて老いていった。有給を取りイオンに行くとベンチで寂しそうにしているおじいちゃんがいる。あれが俺の未来の姿だ。
あのおじいちゃんも人のふれあい、語り合いを渇望しているはずなんだ。
人と出会いたい、これは人間が社会的動物であるがゆえの欲求なので消えることがないからだ。たとえ年を取り、心が老い異性に特に興味がなくなってしまっても。
Meetupを主催して得られた友人はいない、だってMeetupに来ていた連中は私ではない魅力的な誰かと出会いたかったからなんだ。なのでMeetupでイベントを主催するという行為は30代のおっさんがやるべきではなかった。判断ミスだった。
これは私の見た目含めた属性やメンタリティに起因している可能性があるので、全ての30代に言える話ではないけど、Meetupで主催する場合このような状況になる可能性があることを心に留め置いてほしい。
自分はアラフォーになった。一生孤独に生きることが確定している今、せめて自分の孤独を癒やし心を整える程度の人間関係を模索したいと思う。
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